冷え性

冷え性とは?
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女性、特に思春期や更年期に多く、男性には比較的少ないのが特徴の冷え性。近年では男性の冷え性も注目されています。
中医学では、症状を判断し体質を改善することで冷え性に関してのかなりの効果的な治療が可能となります。

主な症状
*足腰が冷え、手足が冷たい
*体が冷えて寝付けない
*頭痛・肩こり・疲労・めまい
*トイレが近い
*月経痛がひどい
*風邪を引きやすい
*足は冷えるが顔はのぼせるといった「冷えのぼせ」

中国学の考え方と対処方法
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冷え性の共通症状として、手足・足腰の冷え、肩こり、疲れやすさなどがありますが、個人の体質により、強く現れる症状が違い、処方も違ってきます。タイプを見極め、個人にあった対応が改善効果を高めます。

冷え性のタイプと漢方薬

脾陽虚(胃腸が弱く冷え込むタイプ)人参湯など
気血両虚(疲れやすく貧血気味タイプ)婦宝当帰膠・十全大補湯など
脾腎陽虚(胃腸が弱く足腰のだるいタイプ)真武湯・苓桂求甘湯など
腎陽虚(体力低下が原因タイプ)至宝三鞭丸・参茸補血丸・海馬補腎丸など
鬱血(血の滞りタイプ)冠元顆粒・血府遂疼丸など

ライフスタイルを見直そう
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冷え予防
日常の規則正しい生活、適度な運動により、自律神経の働きを正常化させ、血液の循環を良くすることが大切。

食事
穀物や油脂を含め、肉や魚、豆類、乳製品、緑黄色野菜、淡色野菜などをバランスよく食べること。また、体を温める効果のあるたんぱく質、血液循環をよくするビタミンE、貧血予防となる鉄分など、その成分の特徴を理解して取り入れることが大切です。
新鮮な旬の野菜は栄養価が高く、熱量のパワーもあります。

入浴
お風呂は血管を広げ、血流をよくし、心も体もリラックスさせます。寝る前に、ぬるめの湯にゆっくりつかるのが効果的。温浴効果を高める入浴剤を利用するのもよい方法です。
おすすめ入浴法
*半身浴・・・胸から下だけお湯につかる「半身浴」。38度くらいのぬるま湯に20〜30分ほどじっくりつかっていると、汗がどんどん出てきます。
*温冷浴・・・ぬるいお湯と熱いお湯を交互に浴びる「温冷浴」。温度差のあるお湯を交互に浴び、血管を活発に収縮させることが効果的。ぬるめのシャワーをたっぷり浴びたら42度くらいの熱いお湯に3分ほどつかり、これを3〜4回繰り返します。低血圧の改善にも効果あり。
*足湯・・・風邪をひいてお風呂に入れないとき、足をお湯につけるだけでも効果があります。上半身は薄着、深めのバケツに42〜43度くらいのお湯をたっぷり入れ、15〜30分くらい足をつけておきます。温まっているうちにベッドに入りましょう。

運動とマッサージ
体を動かすことは、血液の循環をよくするだけでなく、自律神経の働きを正常にします。毎日適度な運動を心がけ、よく歩くことが肝心。寝る前の軽いストレッチ運動もおすすめ。マッサージや乾布摩擦など皮膚の表面から刺激を与えるのも効果的です。

保温対策
温かい服装はもちろんですが、ただ厚着や重ね着をするだけではあまり効果的とはいえません。素材やアイテムの選び方がポイントです。薄くても保温力のある機能的な下着を選び、上半身は薄着でも下半身は厚着が鉄則。寝るときも足元を重点的に温める頭寒足熱を心がけましょう。

体内からの改善と外からの保護により、あきらめていた冷えの症状は大幅に改善されます。一人で悩まず、早めの相談、対処が快適な生活の一歩です。


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