日本のドキュメンタリー映画界を代表するスタッフの結集と同志の突然の死

プロデューサーには東京国際映画祭プログラム・ディレクターを務める傍ら、「阿賀の記憶」プロデュース以来、佐藤真・小林茂両監督と深い関わりを持ち続けてきた矢田部吉彦。編集には「チョムスキー9.11」「わたしの季節」「OUT OF PLACE」等近年の話題作に携わってきた秦岳志。また整音は、60年代より羽仁進、土本典昭、小川紳介らと日本映画を代表する作品の数々を作り上げてきた録音の名手・久保田幸雄が担当。また編集協力として、ユーロスペースやBOX東中野の元支配人・山崎陽一が脇を支えます。そして、この映画の影の立役者であり、小林監督をはじめスタッフ一堂の同志でもあった、ドキュメンタリー作家・佐藤真。カサマフィルム代表として映画制作実現の為に様々な尽力をしつつ、スタッフとしては編集・構成担当として参加する予定だった2007年9月----。 前年より患っていた躁うつの病を原因とする突然の他界。これにより編集作業は一旦全て止まり、一時は映画の完成すら危ぶむ声が囁かれましたが、故人の志を不十分ながらも引き継ぎ、形にしていく事が最大の弔いだと思いを新たにし、その後スタッフの精神的支柱として最後までしっかりと映画を支え続けてくれました。

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