航海・採集日誌

◎11月15日 航海日誌 1日目
杉村




みなさん!こんにちは!!
航海日誌への登場は、今年4月の伊豆・小笠原航海の新青丸以来ですね。

今回は、本日15日より沖縄トラフの熱水噴出域及び南西諸島の深海生物調査の航海に参加しています。
沖縄トラフへの深海調査は、2015年の航海から数えて3年ぶりです。
えのすいでは、沖縄トラフに棲息しているゴエモンコシオリエビ Shinkaia crosnieri の長期飼育の研究を行っていて、その3年前の航海で採集されたゴエモンコシオリエビが 1個体だけですが、まだ生きています。
実に1,000日を越える飼育日数を数えています。
これはおそらく世界の記録を更新中?!かと。

今回の航海にご一緒させてもらっている研究者のみなさんと、ゴエモンの胸毛に付着するバクテリアの研究や飼育方法の研究開発を行い、この長期飼育に生かされています。
今回の調査で採集されたゴエモンコシオリエビを飼育して、さらに詳細な情報を収集したいと思っています。

それでは、明日からの調査に向けて・・・ と、いつもなら終わってしまうところですが、今日は出航が午後だったこともあって、乗船前に沖縄国際通りの市場に足を運んでみたので、ちょっとだけお知らせしたいと思います。

沖縄に来られるみなさんには、結構おなじみの市場かもしれません。
乾物から果物、加工品からお肉まで何でもそろっています。
私は、仕事柄どうしても「魚」売り場に足が・・・
沖縄と言えば”グルクン(タカサゴ)”ですね。
その他にブダイの仲間、ヒメジ、ハマダイなどのカラフルな魚が並んでいました。



ちょっと驚きは“アバサー(ハリセンボン)”が、肝と一緒に皮を剥かれて売られていました・・・
調理しやすいようにでしょうね。
ここでは、買った食材を上の食堂で直ぐに食べられるようになっていますからね。



他に変わり種といったら、シャコ貝の仲間(刺身でおいしいらしい)やアサヒガニ、ヤシガ二が、並んでいました。
水族館で普通で飼育している生き物たちが沖縄では、食されているんですね。



やっぱり、地方の魚市場はおもしろい!!
※私は、地方に出かけたときは魚市場や魚屋さんに足を運んでみるようにしています。その土地の特徴が出ていてとっても面白くて勉強になりますからね。

さて、そんなこんなで沖縄の調査航海の始まりです。
どんな深海の世界が見られるのか楽しみです。
そして、明日からの航海が無事に成功しますように願って、今日のところはこれで・・・ 。
また、明日。

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