航海・採集日誌

◎11月19日 航海日誌 5日目
杉村



沖縄本島が見えたぞ!


調査船「かいれい」は、只今沖縄本島南東部の沖合に停泊しています。
天候は、雲は多いですがおおむね快晴といったところでしょうか。
海況の方は、午前中は少々のうねりと白波がたっていて、夕方には風が出始め、「かいれい」が少々揺れています。

昨日で調査は終了、今日は回航日になりますが、実質的には最終日ですね。
乗船している研究者のみなさんは、AM 7:30の朝食の後、片付けを始めています。
私も片付けと・・・ といきたいところですが、水族館に研究用に持ちかえるゴエモン(ゴエモンコシオリエビ)たちのお世話がありますので、片付け 5割、明日の搬送の準備 5割、残った時間で少々の休憩と潜航内容の整理や航海日誌の作成、あとは陸から持ち込んだ事務仕事をしています。
回航日でも、やること結構あるじゃん?!

昨日まで、ラボの中には顕微鏡や採泥コアなど、あらゆる分析機器がところ狭しと並べられていましたが、夕方には、その多くが搬送用のコンテナや宅配便用に梱包されてしまいました。


搬送用のコンテナでいっぱいのデッキ


残っているのは、少々の荷物と私の使っている飼育水槽と用具・搬送用発泡スチロールくらいでしょうか。
私の荷物は、宅配便に託すものと自分で持ちかえるものとに分かれるので、宅配便用の荷物で飼育関係の機材以外はほぼまとめました。
ゴエモンたちは元気で生きていますので、下船ギリギリまでは搬送作業は出来ません。
飼育水槽の中のゴエモンたちや水の状態を観ながら、明日までにもう一作業必要です。

夜の換水処理用、明日の搬送用に大量の冷海水(水温3.5℃)を作っておく必要がありますから、未だ大型冷蔵庫の中には10個程のバケツとポリタンクが詰め込まれています。

明日は、AM 9:00に那覇新港に着岸予定なので、それまでに全ての荷造りが必要です。
そして、那覇新港には我々の下船を待つ次航(KR18-16)のみなさんも待っていますので、下船日は荷物と人の入れ替え作業もあって、より大変です。
特に今回のように遠方地の下船で”えのすいトラック”の来ない時は・・・ 時間との戦いもあって正直なかなか辛いです。
”えのすいトラック”と迎えに来るスタッフ“えのすいスタッフのみんな”のありがたさをいつも以上に感じています!!
ホント!ありがとう!!

明日は、朝 5時には荷造り開始の予定です。
早起きをしないと大変なことに・・・
下船に向けて最後の準備をしたいと思います。

それでは、また明日。


本航海に参加した研究者のみなさん


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