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 インタビューは中編に突入します。“四天王プロレスとはなにか?”という問いに答えを出すべく、村上記者は今週も勝手にひた走ります。
構成/モバイルGスピリッツ編集部


――いえ、村上記者が威張るとこじゃないと思うんですが。話を戻すと、ガイジン選手と言えば、ハンセン、ゴディ、ウィリアムス、スパイピー、エースあたりの中心選手以外にも、ジョー・ディートンとかジャイアント・キマラとか今じゃあんまりお目にかかれないタイプの選手が来日してましたよね。
「ブーバーやオブライト、バート・ガンも活躍してましたよ。パトリオット、イーグル、ファルコン、ラクロスのマスクマンユニットなんていうのもあったし、カンナムエキスプレスを頂点にブラックハーツとかヤングブラット兄弟とかファンタスティックスみたいな個性的なタッグチームもいました。他にもマニアックなところを言うと、ビリー・ブラック、サンダー&ライトニング、ケンドール・ウィンダム、トレイシー・スマザース、ビック・ジョン・ノード、サニー・ビーチ、ブライアン・ダイエット、アル・ペレス、バリー・フォロウィッツ、あと…」
――あ、もういいです。誰も知らないんで(苦笑)。
「いまWWEで活躍しているRVDやJBLなんかも参戦してましたから、むちゃくちゃ豪華ですよ。ECWのトミー・ドリーマーも来てましたからね。さらにレジェンドレスラーも来てましたし」
――言われてみると、今じゃ実現不可能な幅の広さですね。
「僕が実際に試合を観戦するようになったのは93年なんで、さすがに来日しなくなっていた選手も多いですけど、それでもドリーやブッチャー、テッド・デビアス、ピート・ロバーツなんて達人たちの試合を見ることが出来ましたしね。そういうのも今や僕の財産になっていますから」
――馬場さんも当たり前のように試合してましたしね。
「ええ。それにマイティ井上レフェリーも現役でしたから、ベテラン同士の対決をよく見ることが出来ましたね。馬場さんとブッチャーのタッグ対決なんていったい何試合観戦したか覚えてないぐらい(苦笑)。でもそういうベテラン対決とか、若手とのシングルマッチは今思うと、プロレスのフォーマットを知るためには、物凄く勉強になっていたんじゃないかなと」
――基本に忠実な動きはもちろん、腕の取り方とか一つをとっても年期が違いますから。心理的な駆け引きなんかもうまいですからね。
「そうなんですよ。雅央vs小川とか、マイティvs小川とか今でも鮮明に覚えてますから。メインで展開される試合も好きでしたけど、前座戦線も楽しみの1つで、ヤングライオンとはまったく違う魅力がありました」
――渕、百田、マイティたちベテランが若手の壁になってましたもんね。
「ジョニー・スミスもいましたしね。今ってそういうベテランの存在が少なくなってますから寂しく感じますよ。あともう1つ、好きだったのがジュニア戦線。当時は新日本のジュニアが盛り上がってましたけど、個人的には全日ジュニアも好きでしたよ」
――当時は新日本に比べるとパンチが弱かったですよね。
「そんなことないですよ!渕という絶対的な王者がいて、それを追う小川、菊地がいて。ガイジンだとダニー・クロファットやロブ・ヴァンダム、リチャード・スリンガーとか、新日本に負けてるとは全然思えませんでしたね(キッパリ)」
――シブ過ぎるというか、通好みなメンバーとは言えますよね。
「確かに派手さはなかったですけど、個人的にはそれが良かったというか。小川が初めてベルトを巻いたクロファット戦や、戦慄のバックドロップ10連発が衝撃だった渕vs菊地戦は今見ても新鮮ですよ!」
――いや〜、ホント旧・全日本LOVEの固まりですねえ。
「これでもセーブして喋ってますからね。……ちょっと引いてません?」
――初めから引いてます。では、月並みな質問ですけど、当時は誰のファンだったんですか?
「誰って言われると困るんですよね。上の世代にぶつかっていく小橋も好きでしたけど、田上を応援していた記憶もあるし。川田にも思い入れがありますから。ただ1つ確かなのは、アンチ三沢だったこと(苦笑)」
――四天王プロレスの象徴を否定していいんですか!?(苦笑)。

 衝撃的な発言に耳を疑うインタビュアー。果たしてその真意は?大団円(?)を迎える次週を待て!


※インタビュー前半はこちらへ



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