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第22回 パチンコ×ハッスル

 Gスピリッツの制作作業をしてないとは言え、前回のコラムで書いたように忙しい日々を過ごしている。これまで触れたことのない分野にぶつかっていくのは大変だけれど、新しい発見も多い。昨日のコラムで清水編集長も語っていたが、そろそろGスピリッツの新しい動きについても発表できそうになった今、だからこそ余計に新鮮な気持ちで仕事をしている。
 そんな僕が一応連載という形でやらせてもらっているのが『パチンコ必勝本DREAMS』でのハッスルとのコラボレーション企画だ。タイトルは『ハッスル×夢FACTORY』(どこかで聞いたことのあるような名前だけど、ツッコミは禁止です)。意外に思われるかも知れないが、僕はハッスルを初期から取材をしていて、苦手意識や拒否反応はまったく持っていない。
 現在は「プロレスなのか?エンターテイメントなのか?」なんていう論争が起こっているが、この企画はあくまでもパチンコファン向けの企画のため、ハッスルを面白おかしく切り取るという、ある意味、現在では珍しい形で連載を続けていた。HGに始まり、高田総統、坂田亘と続き、現在発売中の3月号ではキンターマン&クロダーマンが登場している。
 全国を回るプロレスラーという特殊な職業は、地方で休日となる場合が多い。日本中どこにでもあって、時間をつぶせるパチンコ・パチスロには必然的にはまる人が多い。僕も以前に地方取材をしていた頃、現地休みの際にパチンコ屋に行って、バッタリ選手と会う機会が本当に多かった。
 キンターマン&クロダーマンも当然パチンコが好きで、クロダーマン本人が語っていたところによると、これまでの負け金額が1千万円近く(!)に及ぶらしい。パチンコをやらないハッスル関係者は驚きを隠せない様子だったが、クロダーマン自身はそれほど後悔していないようだった。
 キンターマンは住んでいるマンションの目の前がパチンコ屋という悪条件(?)が祟り、店内のマイクの声がまるで「新台の何番台が空いてますから、今から降りてきてください」と自分を呼んでいるように聞こえるらしい。
 誌面では新人編集者との対決をメインに扱っているけれど、ここではキンターマンの素敵なエピソードを紹介しよう(ちなみにキンターマン&クロダーマンはあくまでも正体不明です)。
 某プロモーションに所属していた頃、冬木弘道と邪道の3人でパチンコを打ちに行ったことがあったという。冬木の邪道の2人に挟まれる形で座っていたが、2人の台はウンともスンとも言わないのに、自分だけが大当たりとなり、確変まで引いてしまった。
 もちろん、ドル箱が積まれていったが、面白くない冬木と邪道は勝手に手を伸ばし、玉をドンドンと奪っていく。これじゃたまらないと店員を呼び、「すいません。この2人が僕の玉を勝手に持っていくんですよ」と抗議。そのお店は玉の共有が認められていないため、いくら知り合いだったとしても、他人の玉を使うのは罰則の対象となる。1箱全て使われてしまったところで、もう一度店員に抗議したら、なんと冬木と邪道は本当に店を追い出されてしまったそうだ。
 気分良く確変を消化していたが、ふと店の入り口を見ると、冬木と邪道はガラスにおでこを付け、凄まじい表情睨みつけていたらしい。冬木軍らしいエピソードだが、よくその店員もプロレスラー2人を退店させたものだ。
 他にもパチンコ台をプロレスラーのパワーで破壊してしまった話や某キャプテンの台で大勝ちし、本人にお礼を言った話など、プロレスラーらしいパチンコ話を聞けて本当に楽しかった。パチンコに限ったことではないが、プロレスと異分野のコラボレートを今後も企画できたらと思っている。

※『パチンコ必勝本DREAMS』3月号は全国のコンビニ、書店で発売中です!




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