[水]ドクトル・ルチャの19○○ぼやき旅

[10.10]職務質問

 土曜日(10月6日)のトークショーは無事終了しました。台風もスルーしてくれて、やや蒸し暑かったけど、お陰様で盛会でした。

 今回はいきなり脱線して、1968年のプロレス界世相、ボクシングジム巡りの話あたりから始めて、中学生の時にゴング編集部に会社訪問(?)した話や、72年の別冊ゴングの危機、高校生時代にはゴングを買いに白山の会社まで通っていたこと、ファンクラブ『悪魔仮面』→『エル・アミーゴ』のユニークな内容、竹内さんとの接点やマル秘作戦など。なかなか問題の81年に辿り着きそうで辿り着かないトークに終始しました。まあ、そのあたりの時代がすべて私の青春でありまして、改めて「我ながらアクティブで、型にはまらない変な子供だった」と思った次第。AB型の典型か、まともな思考回路ではなかったように自覚している。いずれはこの続き、81年からのゴング話をしましょう。


※トークショーで飛ばしていた私とパニコに身にその夜…。

 毎日のように、様々なジャンルのイベントを見続けている現・新宿ロフトプラスワン&前・ネイキッドロフトの鈴木みぐみ店長曰く「ゲストを招くの回もいいけど、清水さんの個人ものシリーズはなかなかいい感じですよ」とヨイショされた。「何か、通しのシリーズ名を付けたらどうですか」と言われる。タイトルや見出しを付けるのは、私の得意技なのだが、自分のトークものにシリーズ名をつけるのは難しいなあ。『ちゃぐちゃぐルチャっ子』みたいにピタっと来るコピーが出て来ないよ。う〜ん、とりあえず『ドクトル青春文化遺産・遺言シリーズ』と仮題にしようか。


 それで、『ドクトル青春文化遺産・遺言シリーズ第3弾』として、来年…2019年2月3日(日)午後1時からビバ・ラ・ルチャVol.39『初渡墨40周年記念 あの時、メヒコで何を見た!?』の開催が決定。1979年1月…私が初めてアメリカ・メキシコ取材旅行に出て、来年で丸40年。あの旅が私の未来を決定的なものにしたことは間違いない。

 テリトリー制最後の輝きを見せたアメリカマット、そして未知なる王国メキシコに大胆に潜り込んで、来る日も来る日もルチャ漬けの日々を送った1ヵ月。そこで出会ったサトル・サヤマら日本人選手、エル・サント、エル・ソリタリオ、アニバル、レイ・メンドーサ、レネ・グアハルド、ボビー・リーらオールスターのエストレージャたちとの濃い出会い。あの日々があったからこそ、今日の自分があると断言できる。ドクトル・ルチャの基軸は、怖いもの知らずの冒険旅行にあった。50周年まで待って喋れる保証がないから、10年早く遺言として、みなさんに、あの日の私が目撃したこと伝えたいと思う。まだ日にちは先だけど、ぜひお越しください。

 それと先週も触れたように14日(日)は闘道館で『EXPO MUSEO LUCHA LIBRE』の報告トークイベントがある(ゴング50周年トークから、チャンネルを変えて喋ります)。それもお楽しみに…。


※EXPO企画ものでは久しぶりのMEXICOネタ放ちますよ。

 そうそう、マスク本の発売日が決定したよ。10月31日(水)です。当日はちょうどハロウィンだから、マスクを被って仮装しながら、仮面本を買ってひたすら読もう。11月4日(日)には闘道館にはマスク本の発売記念トークイベントもある。メーキングや取材の裏話はもちろん、掲載された貴重なマスクも登場予定。ナマで超お宝を観られるラストチャンスかもしれないよ。現在も、同書の編集・執筆中なので、今日はこの辺にしておこうと思ったけど、最後にこんな事件(?)があったので書いておく。

 土曜日のトークショーを終えて、二次会後にMCのパニコさんに車で自宅へ送ってもらった時のこと。話が弾んで自宅前の路上で小一時間くらい話し込んでしまった。すると、警官が2人やってきて、「ここで何をやっているんですか」と、パニコは免許証の提示を求められた(パニコは酒を飲まないから、運転はOK)。

 助手席にいた私が「そこが自宅なんですけど、つい話し込んじゃって」と車を出ようとすると「そのバッグは?」と“ラヌルフォ・ロペス”のタグがデザインされたトートバッグに目をつけられる。20代後半であろう若い警官だった。

「その中身は何が入っているんですか」と問われる。
「中身ですか?」(私)
「開けてみて」(警官)
「マスクとかしか入ってないですよ(笑)」(私)
「マスク!?」(警官)

 中にあったのはEXPOで本人から手に入れたボビー・リーのマスクだった(ドクトル・ルチャのマスクもあったけど見せなかった)。「はい」とボビーのマスクを手渡す。

「ああっ、これ、メキシコ製ですよね」(警官)
 警官のテンションが急にあがる。
「メキシコで手に入れられたものですか。私もメキシコへ旅行したことあるんですよ。マスクを買ったけど、ボラれちゃってね(苦笑)。へーっ、これ、すごいなあ」(警官)
「こちらの方は週刊ゴングの元編集長でメキシコプロレスの大家なんですよ」(パニコ)
「へーッ、そうなんですか!じゃあ、いろんなルチャドールを知っているわけですね」(警官)

 懐中電灯でマスクを照らしながら食い入る警官。
“攻守逆転だ。今こそ、獲物にルアーを飛ばそう”と、私はとっておきの一投を放つ。
「今月31日、私が監修するマスクの本が発売されるんですよ。よかったら買ってください」(私)
「えっ、マスクの本!? ほしい…。それ、名前は何ていう本ですか。書店でも売るわけですよね?」(警官)
グググッ!“かかった!”(私)
 まだ、本のタイトルは未公表だけど、まあいいや。
「“〇〇〇〇〇〇研究”です」(私)
「“〇〇〇〇〇〇研究”ね。か、必ず買いますよ。“〇〇〇〇〇〇研究”かあ…10月31日ね…」とぶつぶつ復唱する警官。
「表紙は絶対に目立つから、本屋に行けば、すぐ見つかりますよ」(私)
「いい情報ありがとう。失礼しました」と警官は満足そうな顔をして自転車に乗って闇に消えて行った(リリースした)のでした。


※しつこいけど、これは表紙ではないです。あくまで広告。






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