第51回 スランプ

 さて、今回でこのコラムは第51回。第0回からスタートしたことを考えると、今回が52回目。スタートしてちょうど1周年となります。1年間続けられたのも迎えのも、とにかくこのコラムを読んでくださっている読者の皆さんのおかげ。どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。では、本題スタート。

 やっと原稿に追われる生活が一段落ついた。Gスピリッツの校正作業にスコラやパチンコ誌の取材&原稿作りが重なり、会社に泊まり込むこともしばしば。かなり夏バテが進行していて、最近は不眠症に陥っている。(25日発売のスコラでは、巻頭グラビアの堀田ゆい夏さんのインタビュー、井筒和幸監督のロングインタビュー、アイフルのCMに出演中のうえむらちかさんの記事などを担当していますので、ぜひチェックしてみてください)
 まあ、個人的に文章を書くのは好きだし、携帯サイト出身だからかもしれないが、筆も早いので、このコラムを書くことは苦痛ではない。だが、最近ちょっとした問題が起きている。文章がうまくまとめられないのだ。
 このコラムを毎回読んでいただいている方はなんとなくわかっていると思うが、ここ最近、どうもしっくりくる内容の文章が書けていない。大風呂敷を広げすぎて、話が無意味に大きくなってしまい、まとまらないまま終わってしまうことが多い。これもある意味、立派なスランプ。どうしたものかなと頭を抱えている。
 やはり現場に行く機会が少なくなってしまっているのが、一番大きな原因かもしれない。書きたいことは沢山あって、頭の中にはモヤモヤしたものが渦巻いているのだけれど、試合を見ていないからそれをいい形で落とし込むことができず、まとまりのない文章になってしまっているのだ。
 基本的に僕は記事を書くにしても、インタビューをするにしても、良くも悪くもウジウジしたものになってしまう。題材をこねくり回して、あまり他の人が気にしないような微妙なニュアンスにこだわっている。そこにはいい部分、悪い部分があるのは当然で、土台となる取材活動が疎かになってしまうと、枠組みすら破綻してしまうのだ。今後はもっとしっかり自分の目で見たものをスタート地点にしたコラムを書いていきたい。
 実は今回もこの後に『最近、プロレス記者とプロレスファンに信頼関係が成り立っていない』ということを題材にコラムを書いていたのだが、まったくまとまらず、時間ばかりが過ぎてしまった。
「提灯記事なんて言葉をよく目にするけど、意外にも提灯記事を書いているという自覚すらないんだよ」なんて面白いテーマだと思うのだが、どうにもまとまらないので、もうちょっと考えがまとまってから書いてみたい。
 次回はちゃんと取材をしたことを題材にする予定だ。もちろん題材は『橋誠の復帰戦』。プロレス界的にはまったく話題になっていないが、橋誠のリアルな現在をしっかりと見極めたい。




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